管内看護学校の入試傾向

帯看・社会事業の一般入試数学の傾向

帯看は1月13日、社会事業は14日に学科試験が行われた。
受験生が最も不得手とする数学の出題傾向について分析したので次年度を目指すための参考としてほしい。
尚、解答速報は閲覧を希望する受験生にHP上で公開しているので、利用してほしい。

帯看

例年数学の問題レベルは大学並みにむつかしいといわれ、事実現役高校生で進学組でもない限り容易に正解が導けないと思われる問題が多い。
その中でもここ数年は、難易度が下がってきていると感じていたが、H28年もその傾向はより顕著になってきた。
高校の数学Ⅰが新課程履修生徒の卒業2年目ということもあり、より基本的な内容に変化した。
問1では、数と式の難易度でいえば中の上といった内容の因数分解が1題。関数f(x)が絶対値を含む数式で、xの値がいろいろな数字であるときのf(x)の値を問うものが1題。
絶対値について現役高校生の理解は決して完全ではなく、関数f(x)の書式での出題は珍しく、基本が理解できていないと戸惑いもあるのではないだろうか。
さらに、無理数問題、三角比の基礎問題の合計4問が出題された。
問題2は文字を含む2次関数の最大値最小値問題。
問題3は三角比の図形問題で、面積計算、余弦定理と正弦定理の応用、sinとcosの変換など、三角比のしっかりした基礎力が要求される。難易度中。
問題4重複順列と確率で難易度は中の下。

社会事業

例年センター試験からの類似問題で、難易度を下げた内容の問題が多かったが、今年はセンター試験由来と思われる問題はほとんどなくなった。
また、例年計算問題が10題前後出題されていたが、単純な計算問題(数と式のような展開や因数分解、無理数、絶対値)のようなものは皆無。すべてこれらを複合して使用する応用問題が全部で8問出題された。
問1は与えられた2次関数Pを因数分解させ、xの値が無理式で与えられたときにPの値を計算させる問題。有理化と因数分解をうまく利用しなければ計算ミスが出る。
問2は文字を含む2次関数について小問3つ。x軸に接するための文字の条件を問うもの。文字を含む平方完成から頂点の座標を問うもの。頂点のy座標を最大にする文字の値を問うもの。
いずれも計算力と問題内容の読解力を見るもので良問。
問3は7個のデータの平均値を与えて、データの一部を求めさせ、さらに分散を計算させる基礎的問題。昨年もこの類似問題が出題されている。
問4は2次不等式と絶対値を含む不等式の必要条件・十分条件を問うもので、不等式計算と論理の融合問題で良問。
問5は円に内接する四角形の線分の長さや外接円の半径、方べきの定理の活用など、これも三角比の図形問題にかかわる様々な相互関係を理解していなければ小問5つの全問正解はむつかしいだろう。しかし、受験生の理解力・応用力を見る問題として良問である。
問6は組み合わせと円順列の基礎的計算問題。
問7は確率問題。9本のくじに含まれる当たりくじ3本とはずれくじ6本について小問2題。同時に3本引く場合と引いたくじを戻さない場合にはずれ、あたり、はずれとなる確率を問う基礎的問題。
問8は十進数で61を3進数で表す。自然数nと12の最小公倍数が120となる自然数nを求める基礎的問題。
社会事業は完全にセンター試験から離れ独自問題を出題しているように感じる。内容的には良問が多く、付け焼刃の計算力だけでは対応できない内容となった。次年度の受験対策はより、基礎事項の応用理解が求められる。

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